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防音室考 [ヴァイオリン迷言(まよいごと)]

 私の現在の防音対策はヤマハの防音室です。

 防音室購入前は、私は毎日サイレントヴァイオリンで練習をしていました。そして、サイレントヴァイオリンとヴァイオリンとでは感覚が違うので、1週間に1回くらい市内の練習室を借りて、ヴァイオリンの練習をしていました。

 しかし、やはりできることならヴァイオリンで練習したいところです。うちの場合、私のvn、妻のpfと二人とも防音室購入へのインセンティブがあったことや、vnとpfで合奏の練習もしたいと思っていましたので、結婚と同時に防音室を共同購入しました。

 防音室には防音のグレードがいくつかありますが、うちは営業担当の方と相談して中くらいのグレードのものにしました。実際使ってみると、vn的には防音性能は十分で、私がvnの練習をしていても、2部屋離れた居間にいる妻はvnの音が全く聞こえないと言います。逆に、妻がpfを練習しているとき、私は居間にいてもpfの音が聞こえてきますから、やはりpfの方が音が大きいのでしょうね。もっとも、居間でTVをつけていれば全く気にならない程度の音です。

 営業担当の方がおっしゃるには、アップライトピアノだと音が横に(裏に?)出るから中くらいのグレードで良いと思うが、グランドピアノだと音が下に出るので、上級グレードでないと間に合わないだろう、とのことでした。つまり、防音室は横への音は防ぎやすいが、下への音は防ぎにくいということですね。もっとも、もともとの建物の防音の程度にもよるのでしょうが。

 ちなみに防音室は結構な重量で、建物が木造の場合には1階にしか置けないそうです。しかも、防音室の材質の重さが防音性能と比例するということらしく、防音のグレードがあがるほど重くなるそうです。私のところは鉄筋コンクリートのマンションなので、2階でも置けました。

 練習室内には電気(照明)、エアコン、換気扇、コンセントがついています。防音室は夏は熱がこもってしまうので、エアコンは必須装備だと言われました。ですので、冬寒くて練習できない、夏暑くて練習できない、ということはないのですが・・・

 ・・・しかし、vn的には1つ問題が。それは、狭い部屋でエアコンをつけるために、温度変化が激しく、調弦がすぐに狂ってしまうことです。冬場は1曲毎に調弦し直すような状態だったこともありました。

 今の時期は、エアコンが不要なので快適に練習できます。今後、引越をすることもあるでしょうが、防音室はその都度一緒についてくることになるでしょう。なお、防音室の移動は、やはりヤマハの専門業者に依頼するほかないようですが、どうやらピアノの運搬と同程度の金額でできるようです。

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コメント 3

Cecilia

こういう状況では喉が渇きそうですね。
防音室がない我が家でもやっと練習しやすい季節(寒すぎず暑過ぎない)になりました。
グランドが置きたくなったり、ご家族が増えて皆で合奏を・・・と思ったらもっと広い防音室がほしくなるかもしれませんね。(今のものは広さはどれくらいですか?)
by Cecilia (2006-05-22 08:38) 

c-tail

Ceciliaさん、nice!&コメントありがとうございます。
今の防音室の広さは、たしか2.5畳です。アップライトとvnがぎりぎり合奏できる感じです。楽譜棚とかも意外とスペースを食いますしね。
妻のグランドピアノを購入するのと、私のvn(より良いもの)を購入するのとどちらが先なのか、どちらも買わないのか、どうなることやら・・・(^^;;
by c-tail (2006-05-22 12:29) 

サイレントデザインです。


サイレントデザインです。

ホームページのアドレスが替わりましたので、お知らせします。

http://www.silent-design.jp/index.html

騒音対策の記事を参考にしていただければと思いました。
by サイレントデザインです。 (2015-05-28 09:34) 

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