バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 [ヒラリー・ハーンを聴く]
バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番は、全ソナタとパルティータ6曲の中で、最も技巧的には容易であるとされているようですね。このblogでも度々触れてきたとおり、ロンド風ガボットを集中的に練習した時期がありましたが、とても「容易」とは言えませんでした。(^^;;
ヨハン・セバスティアン・バッハ(独:1685~1750)
・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ は1720年に書かれた作品とされています。
・パルティータ第3番はPreludio、Loure、Gavotte en Rondeau、Menuet I/II、Bourreeの6曲からなります。
バッハ ヴァイオリン協奏曲第2番 [ヒラリー・ハーンを聴く]
- アーティスト: ハーン(ヒラリー), カヘイン(ジェフリー), ロサンゼルス室内管弦楽団, バッハ, バーチャー(マーガレット)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2003/09/26
- メディア: CD
このバッハのヴァイオリン協奏曲第2番は、子供のころに第1楽章だけ合奏で弾いたことがあります。長調の曲が好きだった当時の私からみれば、第1番よりも第2番の方が弾いていて楽しい曲でした。
この曲も、曲自体が好きというのと、勉強になりそうだという意味で、いずれ弾いてみたい曲です。
しかし、第1楽章、第2楽章よりも第3楽章が一段階技巧を要しそうな感じは、第1番と一緒ですね。今にして思えば、第1楽章しか合奏しなかったのも納得です。ちなみに2つのヴァイオリンのための協奏曲も、鈴木教本には第1楽章しか収録されていませんね。
弾きたい度:メンコンを弾く前にチャレンジしておきたい曲ですね。
弾けそう度:きちんと「練習」ができそうな曲です。
【一口メモ】
ヨハン・セバスティアン・バッハ(独:1685~1750)
・ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調は1730年ころに書かれた作品とされています。
ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 [ヒラリー・ハーンを聴く]
弾けそう度:メンコンと同程度の難易度と聞いたことがありますが、どうなんでしょう。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(独:1770~1827)
・ヴァイオリン協奏曲は1806年に書かれた作品とされています。
バーバー ヴァイオリン協奏曲 [ヒラリー・ハーンを聴く]
バーバー : ヴァイオリン協奏曲 / エドガー・メイヤー : ヴァイオリン協奏曲
- アーティスト: ウォルフ(ヒュー), ハーン(ヒラリー), セント・ポール室内管弦楽団, バーバー, メイヤー
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2000/09/20
- メディア: CD
バーバーのヴァイオリン協奏曲は、とても有名、というほどではないのかも知れませんが、このCDを聴くと素晴らしいと思います。特によく歌う第1楽章が好きです。美しい旋律と、オケとの絡みにすっかり魅せられてしまいました。
第3楽章は、エチュードですか?と言いたくなるような無窮動ですが、これがまた迫力があって良いです。
ヒラリー・ハーンの演奏として見ても、全CDの中でも、メンコンと並んで好きな1枚ですね。
この曲、弾きたいですね~。まずは楽譜を手に入れないと。また東京に行った時に探すしかなさそうです。
弾きたい度:是非弾いてみたいです。
弾けそう度:う~ん。意外とメンコンよりも前に弾けそうな感じもするのですが・・・楽譜を見てみないとなぁ・・・
【一口メモ】
サミュエル・バーバー(米:1910~1981)
・ヴァイオリン協奏曲は1939年に書かれた作品とされています。
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第4番 [ヒラリー・ハーンを聴く]
以前にご紹介したとおり、このDVDにヒラリー・ハーンの
・モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第4番(カデンツァは誰のものか分かりません)
・アンコール:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 プレスト
が収録されています。
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番は、鈴木教本第10巻(カデンツァはヨアヒム版)に収録されているので、子どもの頃に弾いたことがあり、今後練習する予定です。
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は第4番と第5番を練習したわけですが、どちらもなかなか弾けなくて辛いという思い出ばかりが残っていました。
が、このDVDの華やかな演奏を見て、第4番をとても弾きたくなってしまいました。ことによると、第5番(9巻)よりも第4番(10番)を先に練習してしまいそうです。(^^;;
弾きたい度:このDVDを見たので弾きたくなりました。(^^;;
弾けそう度:練習だけなら出来そうですが、難しいんですよね。
【一口メモ】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(オーストリア:1756~1791)
・ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調は1775年に書かれた作品とされています。
ストラヴィンスキー ヴァイオリン協奏曲 [ヒラリー・ハーンを聴く]
- アーティスト: ハーン(ヒラリー), アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ, マリナー(ネヴィル), ブラームス, ストラヴィンスキー
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2004/11/17
- メディア: CD
ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲は、そもそも8年前くらいにコンサートで聴いたのが初めてです(今にして思えば、ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲は、コンサートの演目としては結構珍しいかもしれません)。正直、その当時はどこがいいのかよく分からなかったのですが・・・
その後、ヒラリー・ハーンの演奏を聴いて一気にはまってしまいました。歯切れの良い、勢いのある演奏がヒラリー・ハーンの音色と良く合っているのでしょう。
ちなみに、私はこの曲の楽譜を持っていますが、この曲に比べたらツィゴイネルワイゼンの方がまだ弾きやすいのではないか、というくらいの雰囲気です。パガニーニのカプリースを弾きこなせるくらいでないと駄目っぽいです。(T_T)
Toccata、AriaⅠ、AriaⅡ、Capriccioの4楽章から構成されていますが、どの楽章もd1、e2、a3の和音から始まっているところが面白いですね。
弾きたい度:弾いてみたいことは弾いてみたいですが・・・
弾けそう度:到底無理そうです。
【一口メモ】
イゴーリ・ストラヴィンスキー(露:1882~1971)
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調は1931年に書かれた作品とされています。
バッハ パルティータ第2番 [ヒラリー・ハーンを聴く]
バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータは、ここ2年くらい、練習を再開してから良く聴くようになった曲です。
ヴァイオリンの場合、ソナタ、コンチェルト等、大体の曲においてピアノやオーケストラの存在を前提とした曲が多く、これらの曲は、正直、一人で練習しているとどこまでも音楽として完成しないという感じがあります。
そんな中、独奏曲として完成している無伴奏曲は、是非チャレンジしたい曲です。とはいえ、独奏曲として完成しているが故の重音の多さ。楽譜を見ているだけでため息が出てくるようです。パルティータ第2番の終曲が有名なシャコンヌで、以前に一度シャコンヌを最初から最後までゆっくりとなぞってみましたが、まだまだ全く歯がたたなさそうでした。
それにしても、ヒラリー・ハーンはこのCDがデビューCDだというのですからすごいですね~。1音1音丁寧に弾いていて、模範演奏として申し分ないのですが、折角ならソナタ第1番、パルティータ第1番、ソナタ第2番も録音してもらいたいところですね・・・
ヨハン・セバスティアン・バッハ(独:1685~1750)
・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ は1720年に書かれた作品とされています。
・Allemande、Courante、Sarabende、 Gigue、 Chaconneの5曲からなります。
バッハ ヴァイオリン協奏曲 第1番 [ヒラリー・ハーンを聴く]
- アーティスト: ハーン(ヒラリー), カヘイン(ジェフリー), ロサンゼルス室内管弦楽団, バッハ, バーチャー(マーガレット)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2003/09/26
- メディア: CD
バッハの協奏曲第1番は、子どもの頃はあまり好きな曲ではありませんでしたが、年を経るにしたがって好きになってきた曲です。
ヒラリー・ハーンのバッハ第1番は、メリハリを感じる演奏で聴いていて非常に楽しいものです。が、この速さで練習するのはちょっと無理です。
第3楽章で、ハイポジションで移動していくアルペジオの部分があり、練習する立場からはここが1つのハードルです。が、これがサクサクと弾けたら気持ちいいでしょうね~♪
弾きたい度:何年かに1度戻ってきて完成度を高めていきたい曲ですね。
弾けそう度:現在練習中です(敢えて「弾ける」とは言えません)。
【一口メモ】
ヨハン・セバスティアン・バッハ(独:1685~1750)
・ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調は1730年ころに書かれた作品とされています。協奏曲といっても、構成は弦楽器のみで、室内楽に近いのですね。
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 [ヒラリー・ハーンを聴く]
- アーティスト: ハーン(ヒラリー), メンデルスゾーン, オスロ・フィルハーモニー管弦楽団, ウルフ(ヒュー), ショスタコーヴィチ, ヤノフスキ(マレク)
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2003/01/22
- メディア: CD
・ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64は1844年の作品。友人のヴァイオリニストから助言を得ながら、6年かけて作られたそうです。
・三大ヴァイオリン協奏曲というと、メンデルスゾーン、ベートーベン、ブラームスですね。
新譜の予約 [ヒラリー・ハーンを聴く]
ヒラリー・ハーンの新譜(国内版)がアマゾンでも予約できるようになりましたね(10/25発売予定)。早速予約しました。しかし、公式HPでは未だに紹介されていません・・・更新をサボっている?
今回の新譜は、前回も紹介したとおり、パガニーニのコンチェルトとシュポアのコンチェルトをカップリングしたものです。
ちなみに、パガニーニのコンチェルトは、ジャン=ジャック・カントロフのCDを持っています。
- アーティスト: カントロフ(ジャン=ジャック), オーヴェルニュ室内管弦楽団, パガニーニ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2002/06/21
- メディア: CD
これです。カントロフのツィゴイネルワイゼンを聴いて、他にも技巧的な曲を弾くのを聴いてみたいと思って購入したものです。ヒラリー・ハーンがどのようにパガニーニを弾きこなすのか、楽しみです。
・・・が、実は私はシュポアのコンチェルトの方がより楽しみです。私は、シュポアのコンチェルトは今まで聴いたことがないのですが、クロイツェル教本では練習用のコンチェルトとして推奨されています。どんな曲なのだろう・・・